寒中お見舞い申し上げます。
この冬はあまり寒さを感じないですが、、、。みなさまお風邪などひかれませんように。
またまたご無沙汰しております、林加奈子です。
あっというまに2012年。気がついたら年が明けていた。展示が始まる緊張感と追い込みの制作作業で、心も身体も飛び跳ねているような、今そんな時間の中にいるような気がします。
暖冬とはいえ、この時期やっぱり屋外、薄着で撮影しているとさすがに震えます。東京の12月~1月の冬の光、特に午後3時前後の光、昼の温度と夕方の温度が混ざるこの時間が一番いい光具合だなぁと思います。
今回の展覧会では、主にイギリスから帰国後に東京で制作したパフォーマンスを展示する予定です。
2011年の春からロンドンで描きためていたドローイングや習作を1つ作品にまとめられたらと考えています。
向こうでの経験の延長線上で、今ここで考えていることを、みなさまにお見せすることができればと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
いま開催中の村山悟郎さんの展示、年末に見てきました。
個人的な感想ですが、一番驚いたのは、作品/ペインティングに見られる色使いが派手な蛍光色になっていたことです。これまでに見た作品の色は、どちらかというと土着的な雰囲気を持つ色使いだったと思うので、今回は色のトーンの違いに驚きました。村山君もおととし去年にかけてロンドンで過ごしていたので、ロンドンのパンキッシュ蛍光、ど派手な記憶が一瞬頭をよぎりましたが、後で見たアーティストトークのビデオによると、特に民族的/土着性の意識がないのにこのような解釈を見る人に与えてはよくない、といった考えから来ているようです。
ペインティングについての説明は一旦置いて、私は村山君の作品を見るといつも頭の中に音楽、特にテクノミュージックが流れ始めます。例えば何かの曲の1つのトラックに従って、強弱や大小の変化とともに延々に反復されて一体終わりがどこにあるのかわからなくなるようなあの感じによく似ているのです。。○ でも、実際の音はないし、村山君のペインティングのトラックは強弱、大小行ったり来たりはしないけど視覚による音が頭の中で静かにガンガン繁殖しています。
個人的で感覚的な鑑賞についての話になりましたが。
壁いっぱいの壁画と平面作品、大掛かりな作品制作、お疲れさまでした。
村山君の展示は2月4日まで開催しています。みなさまどうぞご覧下さい。
林加奈子
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