2011年12月16日金曜日

明日から

こんにちは、村山です。ついに『成層圏 vol.6「私」のゆくえ Tracing the Self 村山悟郎』が12月17日(土)から始まります。9月にイギリスより帰国して初めての個展になります。ぜひ多くの皆さんにご覧いただきたいです。

田中正之さんの示したテーマ“「私」のゆくえ”をうけて、僕は「行為する「私」とは何か?「私」はそれをどのように知るのか?」という問いをたて展覧会に臨みます。作動しつづけながら自ずと変化する自己の動態、それを捉える3つの画像「学習的ドリフト」「ドローイング/カップリング」「変態のダイアグラム」を提示したいと考えています。
新発表作の「変態のダイアグラム」は展示会場の壁面に直接描画してあります。本展覧会場で会期中にしかご覧になれませんので、お見逃しなく!

これまで慌ただしく準備してきましたが、多くの皆様の協力を得てここまで来られたことに感謝いたします。キュレーターの田中正之さん、αMディレクターの保谷香織さんには展覧会について様々なご教示をいただきました。(株)資生堂には展覧会にご賛同いただき協賛をいただきました。家族にはたくさんの支えをもらいましたし、母には織り作品の紐の下処理までやっていただきました。パートナーの三好愛さんには、忙しいなか休日返上でダイアグラムの線描を手伝ってもらいました。また、ウォールドローイングでは多くの後輩の助力を受け完遂することができました。彼らの能力の高さに感嘆しています。高橋里花さん、甘原千聖さん、呉 梨沙さん、有馬莉菜さん、内藤京平くん、出野虹大くん、外口理恵さん、佐々木祥景くん、ありがとう。他にも紐の下処理を手伝ってくれた倉田悟くん、壇上真理奈さん、小室あゆみさんに感謝します。友人のアーティストである有賀慎吾くん、川田淳くん、須賀悠介くんには展示設置作業を手伝ってもらうだけでなく、多くの対話によって刺激をもらいました。このブログに付き合ってくれた宮永亮くんと林加奈子さんにも改めてお礼を申し上げます。

年明けの1月14日(土)には、ゲストに河本英夫さんをお迎えしてトークイベント「アートとオートポイエーシスは出会えるか?」も企画いたしました。河本英夫さん(東洋大学教授)は哲学者で、日本のオートポイエーシス研究の第一人者です。このトークイベントはアートとオートポイエーシスが交感するとても貴重な機会になるかと思いますので、こちらも是非ご期待ください。

村山悟郎

0 件のコメント:

コメントを投稿